普段の練習では、ほぼ100%完璧に弾けるのに本番(ライブ等)では60%の精度になってしまう事はよくあります。練習と同じ様に弾ければよいのに緊張の為ミスが多くなったり、場合によっては失念してしまうことも有ります。これらはほぼ緊張が影響しています。では緊張を無くすトレーニングは無いのでしょうか。私は、本番等で全く緊張しないと言う事は無いと考えます。(程度の差はありますが。)さらに、全く緊張しない演奏と言うはよくありません。緊張感が無い為、うっかりミスをしたり、合図などを聞き逃したり(見逃したり。)します。
程よい緊張感がベストです。では解決方法ですが、1つは「場慣れ」です。人前で弾く機会を多く作り、自分の中でデータ化します。「今回はこれくらいの緊張だからまあ、80%は弾けるだろ。」と言う様な計算が出来る様になって来ます。
ギターが上手くなると、自分の演奏を発信したい気持ちが芽生えます。最初は自分の中で納得し完結していたはずなのに、いつの日か外に向かうようになります。それは
ライブと言う形だったり、ユーチューブだったり、ホームパーティーだったりと。
演奏家にとって人前で演奏することはとても大事な事です。
ここではっきり言いましょう。「演奏者の実力は、人前で演奏した時にわかる。」と言うことです。
これは、一人でプレッシャーの無い状態で完璧に弾けたとしてもそれでは不十分だと言うことです。実力がある人は緊張やプレッシャーがあっても合格点の演奏をするものです。
2018.06.17 レパートリー
「レパートリーを充実させましょう。」
これは私が生徒さんによく言っている言葉です。ここで言うレパートリーとは、「練習無しですぐ弾ける曲。」と言うことです。中級者位の生徒さんでも「すぐ弾ける曲は1曲位。」なんてことも多く聞きます。クラシックギターの場合、仕上がった曲は弾かなくなりすぐ忘れてしまう事など普通に有ることです。そこで私が薦めいるのが「レパートリーファイル」と言う物です。これは、レパートリーにしたい曲の譜面をクリアファイルに入れておくだけです。こうすることにより、自分がレパートリーにしたい曲が具体的になり、ある種の目標が出来ます。ただ漫然と過去にやった曲を弾くより「この曲はレパートリーにするぞ!」と言う意識決定が大事です。
JAZZのスタンダードをレパートリーにするやり方も基本的に同じです。JAZZの場合、コードは勿論メロディも暗譜していなければレパートリーとは言えません。
2018.06.16 練習と孤独
私はよく「ギターが上手なるコツありますか?」等の質問を受けるのですが、その答えの一つとして、「いかに孤独に耐えられるか。」と言う解答を用意しています。
楽器の練習は本来、孤独な作業です。これは他の芸事にも当てはまります。アスリートも然りです。ですから楽器と自分の一対一の時間が長ければ長いほど目標に近づく事が出来るはずです。しかし誘惑が多いのも事実です。いかに誘惑に負けず楽器と接する時間を確保できるかが一つの解答になるでしょう。そういえば、こんなエピソードを思い出しました。(体験談です。)
昔、クラシックギターのレッスンに通っていたある日、スラーを伴ったフレーズが上手く弾けず、師匠に質問しました。「ここが上手く弾けないんです。」すると師匠は「ここは、こう。」と、さりげなく、本当にさりげなく弾かれました。その刹那、私の中で、言葉で例えるなら「畏怖」又は「恐れ」のような感情が湧き上がりました
。それは「このフレーズをこんなに完璧に弾くために、費やした膨大な時間。そして孤独を耐えてきた時間。」私は自分の練習の甘さを思い知りました。
ピックの形には、おもにティアドロップ型と、三角ピックがあります。硬さもそれぞれです。基本的には好みで選んで構わないと思います。ただ初心者の方には「ミディアム」のピックを勧めています。(形は好み)
ピックには大雑把に分けて「ソフト」「ミディアム」「ハード」「エキストラハード」の4タイプが有ります。それぞれ硬さが違います。硬さと言うのは、ピックのしなりに関係します。「ハード」以上のピックだとほとんどしならず、ピッキングの力加減(強弱)がダイレクトに伝わります。一方で「ミディアム」以下だとピックがしなるので、多少ピッキングの均等化の補助になっています。それとピックの先端の形状も音にかなりの影響を与えます。尖っていると、立ち上がりの鋭い音、丸まっていると、あまく柔らかな音、など、ほんの少しの差でかなり音が変わります。「自分の音を変えたい。」と思った時は、いろいろなエフェクターなどを試すよりピックを変えるのも一つの選択肢です。
ピックについては、珍しい形や、一般的に出回っていないのは避けた方がいいです。無くしていざ購入しようとしても入手できない事がよく有ります。(経験済。)
6月に入って気温も上がり半袖を着ることが多くなりがちです。ここで問題になるのが、「クラシックギターを弾く時、半袖だと右腕がギターにくっついて弾きづらい。」と言うことです。これは初心者の方ですとそれほど問題では無いです。しかしある程度のレベルになると問題になります。それは「右手(右腕)は、演奏中動かす。」からです。演奏者は音色を変える為に右手(右腕)の位置を変えます。簡単に言うと、フレット側で弾くと柔らかく、逆だと硬くなります。本来、クラシックギターは長袖で弾く物なのです。因みに私のクラシックギターの師匠はレッスンの時、常に長袖でした。(真夏でも、、。)そういうこだわりは、見習いたいと思います。
ただ、今では腕に通すサポーターもありますし、(ギター専用もあります。)100均などでも腕に通す事務用の腕カバーの様な物もあります。
(日焼けカバーのような物もあります。)
このような物でも充分代用になります。
エレキギターは以外と重量があります。ストラップをすると片方の肩にギターの重量がすべてかかるので以外と負担になります。そこで幅広い物がおすすめです。幅が広いか、狭いかで肩の負担がかなり違います。素材も皮や布などいろいろです。
ストラップは長く使うとかなり汚れます。布製だとかなり汚れが目立ちます。(フェンダーの布製のストラップなど。特に白っぽい物。)
それと一番大事な事は、「ストラップは消耗品。」と言うことです。特に確認しておきたい場所として、「ストラップピンを通す穴。」この場所はギターの重さがピンポイントでかかります。(特にボディ側の方。)したがって、いつの間にか亀裂が入っていたり、穴が劣化により広がっていたりして、最悪ギターが落ちてしまう事があります。(私も何度か経験しています。以外とよくある事です。)目視では不充分なのできちんと確認しましょう。(ギターを買った時に付属品.サービス品として付いてくるストラップの中にはこの部分の強度が非常に弱い物があるので要注意です。)
ストラップの長さについては、いろいろな意見があると思います。私は、座った時と、立った時でギターの高さが同じ状態がベストだと考えていました。これだと立った時のハンディがあまり無いからです。しかし、見た目的には、立った時かなりギターの位置が高くなります。ですから「カッコ悪い。」と言う意見に晒される事があるかもしれません。
ストラップの長さはJAZZ系の人はあまり気にしないですが、ロック系の人はかなり気にします。「見かけよりも弾きやすい方が大事。」と、私も思った時期もありましたが、今ではそれは誤りだと思っています。(程度の差は有りますが。)
生の演奏と言うは、音だけではなく、その人の立ち振る舞いや、ちょとした仕草、トーク、衣装など、音以外のことも記憶に残り、その演奏者をイメージする重要な要素となります。もちろん音が大事なのは当たり前です。ただ、「自分の演奏の見た目。」と言うは、演奏者にとって自己表現の大事な要素です。
私は、エレキギターを弾く時は座っている時でもストラップをしています。背中、腰、首の疲労がかなり軽減します。ストラップをしないと、どうしても前屈みになり、特に腰の負担が増加します。短時間なら問題ないのでしょうが、私のようにレッスンで何時間もギターを構えている状態が続くと深刻な問題になり兼ねません。元々、人間の手は縦の物を掴む方が楽です。(チェロ、コントラバスなど。)
ギターの場合、横の物を掴む状態になり、かつ逆手になり2重に大変です。ですからストラップをして、ネックのヘッドを上に挙げる型が負担の少ないフォームとなります。足台等を使う、クラシックギターの構えは負担の少ない典型的なフォームとなります。(足台がベストと、言う訳ではありません。)
ギターの弦を引き上げ音程を上げることを、チョーキングと言います。注意点としては「音程が上がりきってない。」と言うことです。通常のチョーキングは、1音上げます。1音と言うのは2フレット分です。初心者の方ですと、まだ指の筋力があまり無く音程が上がりきらないことがよくあります。それと左手の親指がネックの上にでないクラシックフォームだと、指の力だけで上げることになる為大変です。チョーキングに関しては親指をネックの上にだし、にぎるようなフォームが有利です。(手首の力を使えます。)チョーキングの音程を正確にするには、チョーキングする2フレット上の音を最初に出し、その音に合うようにチョーキングします。(10フレットをチョーキングする場合、12フレットの音を出し、その音を記憶し、それと同じ音程になるように10フレットをチョーキングします。)しばらくこの練習を続けて行くと、どれくらい上げれば正確な音程になるかを耳と指が覚えます。